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*セルゲイ・コロリョフが開発したソビエト連邦(ロシア)のロケット。半世紀以上活躍し続けている。

 ■原型は大陸間弾道ミサイル「R-7」だったが、コロリョフは衛星打ち上げへの転用をフルシチョフに提案する。
 1957年に人類初の人工衛星「スプートニク1号」の打ち上げに始まり、宇宙船「ヴォストーク」に乗ったガガーリンによる人類初の有人宇宙飛行、レオーノフによる宇宙遊泳などの功績もこのロケットによって成し遂げられた。
 ■ヴァレンティン・グルシュコによって設計されたエンジンは1基あたり4つのノズル、姿勢制御のスラスターからなり、5基のエンジンを「第1段」、外周の4基を分離した状態を「第2段」としているほか、ロケットが打ち上げられる際保持していた支柱が花びらのように開く「チュルパン方式」と呼ばれる打ち上げ方も特徴である。
 ■ながきに渡り改良されつづけており、現在の形式の1つは「ソユーズ2(14A14)」と呼ばれ、機械部分の多くがデジタル方式に置き換えられている。
 2011年の「スペースシャトル」退役後から2020年の「クルードラゴン」宇宙船打ち上げまでの9年間、このロケットと「ソユーズ」宇宙船は米露の垣根を越えて人類をISSへ運ぶ唯一の手段だった。

2013/02/11「おおすみ」サイト開設しました。

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