*日本が開発した国産大型衛星打ち上げ用ロケット。
　H2ロケットの後継機として2001年に初飛行し、現在に渡り打ち上げ輸送サービスで高い信頼性を誇る。

　機体は2段式で、第2段に「LE-5B」、第1段には液体燃料エンジン「LE-7A」と補助に固体燃料エンジン「SRB-A」を搭載する。この「SRB-A」等の補助ロケットの数で重量の大きな衛星に対応しており、「SRB-A」2本のタイプを
「H2A202型」、4本のタイプを「H2A204型」と呼ぶ。

　特筆すべきは液体酸素/液体水素を使用したエンジンを使用していることである。とりわけ「LE-7A」は「2段燃焼サイクル」と呼ばれる方式を採用し、高効率化を達成している。

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